【新卒理学療法士向け】臨床で使えるロジックツリー活用法
マツキ健康研究所
マツキ健康研究所
臨床での経験をただ「こなす」だけで終わらせていませんか?
日々の症例を記録し、考えを整理することで、臨床力は驚くほど伸びます。
そのための最強ツールが「症状ノート」です。
この記事では、理学療法士が臨床力を鍛えるための症状ノートの書き方を、具体的にわかりやすく紹介します。
「症状ノート」とは、患者さんの情報を記録するだけでなく、自分の臨床思考を可視化するノートのことです。
目的は次の3つです。
💡 ポイント:「何をしたか」ではなく、「なぜそう考えたか」を書くことが大事です。
下記の6つの項目をベースに書くと、臨床推論の流れが整理しやすくなります。
| 目的 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 推論を深める | 「なぜ?」を3回繰り返す(例:なぜ痛む?→なぜ負担が?→なぜその動作パターン?) |
| 記憶に残す | 自分の言葉で短くまとめる |
| 成長を見える化 | 似た症例と比較して、自分の変化を確認する |
| チーム学習に活かす | 同僚に見せてフィードバックをもらう |
紙ノート派
A4ルーズリーフに1症例1ページ。
左に評価、右に推論や計画をまとめる形式が◎。
デジタル派
Notion・OneNote・Googleドキュメントなどを活用。
タグで「疾患名」「部位」「症状パターン」を整理すると便利。
書きっぱなしにせず、定期的に振り返ることが成長のカギです。
✅ 症状ノートは、“経験を再現可能な知識に変えるツール”です。
書き続けることで、臨床力は確実に積み上がります。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 臨床思考を見える化し、経験を知識化する |
| 書く項目 | 患者情報・評価・仮説・介入・反応・再評価 |
| コツ | 「なぜ?」を掘り下げて書く |
| 継続法 | 定期的に見返して改善する |