【保存版】EAAとBCAAの違いを徹底解説|筋肥大・消化・飲むタイミングまで
筋トレ系サプリでよく聞く「EAA」と「BCAA」。
- 何が違うの?
- 筋肥大にはどっちが良いの?
- 消化に負担が少ないのは?
- 両方飲む意味ってある?
こんな疑問をまとめて解消できるように、
EAAとBCAAの違い+消化のしやすさ+1日の実践例まで、わかりやすく整理していきます。
目次
- 1. EAAとBCAA、ざっくり何が違う?
- 2. 定義の違い
- 3. 筋肉への働きの違い
- 4. 消化のしやすさに違いはある?
- 5. 結局、筋肥大にはどっちを優先すべき?
- 6. 1日の食事+サプリの組み合わせ例
- 7. まとめ:EAAとBCAAは“役割と優先順位”で考える
1. EAAとBCAA、ざっくり何が違う?
最初に超ざっくりまとめると…
- EAA
・必須アミノ酸が全部入ったフルセットのアミノ酸サプリ - BCAA
・そのうち3種類(ロイシン・イソロイシン・バリン)に絞った部分セット
イメージで言うと、
EAA = 筋肉づくりに必要な「部品一式」
BCAA = その中でも「運動中に特に役立ちやすい3つ」に絞ったもの
という感じです。
2. 定義の違い
EAA(Essential Amino Acids:必須アミノ酸)
EAAは、体内で合成できず、必ず食事やサプリから摂る必要があるアミノ酸の総称です。
代表的な必須アミノ酸は次のようなもの。
- ロイシン
- イソロイシン
- バリン
- リシン
- メチオニン
- フェニルアラニン
- トレオニン(スレオニン)
- トリプトファン
- ヒスチジン
ポイントは、
「筋肉をつくる材料」をひととおりまとめて補給できる
というところです。
BCAA(Branched Chain Amino Acids:分岐鎖アミノ酸)
BCAAは、EAAの中に含まれる必須アミノ酸のうち、次の3つだけを指します。
- ロイシン
- イソロイシン
- バリン
これらは「分岐鎖アミノ酸」と呼ばれ、
- 運動時のエネルギー源になりやすい
- 筋分解を抑える働きが期待される
といった特徴があります。
つまり、
BCAAは「EAAの一部分」だけを切り取ったサプリ
ということになります。
3. 筋肉への働きの違い
共通するポイント
EAAもBCAAも共通して、
- 筋タンパク質の材料になる
- 特にロイシンは、筋タンパク合成のスイッチ(mTOR)をオンにする
という役割があります。
EAAの特徴:筋肉の“材料フルセット”
- 必須アミノ酸が一通り入っている
- 筋タンパク合成に必要な「部品」が揃う
- 「筋肉をつくる」方向のサポートが強い
こんな場面に向いています。
- 食事からのタンパク質が足りない
- 減量中でカロリーを抑えつつ筋肉をなるべく守りたい
- トレ前後に素早くアミノ酸を補給したい
「プロテインの“超即効・低カロリー版”」
くらいのイメージを持つとわかりやすいです。
BCAAの特徴:トレ中の“守り&パフォーマンス寄り”
- ロイシン・イソロイシン・バリンの3つに特化
- 期待されるポイント:
- 運動時の筋分解の抑制
- 疲労感の軽減
- 長時間運動やトレ中ドリンクとしてよく使われる
こんなシーンに向いています。
- トレーニング中に飲むドリンクとして何か入れたい
- 有酸素運動や球技(サッカー・バスケなど)の合間に飲みたい
ただし最近は、
「どうせ飲むなら、BCAA単体よりEAAやプロテインの方がコスパがいいのでは?」
という意見も多く、BCAA単体の優先度は昔より下がり気味です。
4. 消化のしやすさに違いはある?
ここはかなりよく聞かれるポイントですが、結論としては、
EAAもBCAAもどちらもかなり消化にやさしい部類
「EAAだから重くて、BCAAだからラク」というほどの差はほぼない
と考えてOKです。
4-1. そもそも“消化”がほとんどいらない
多くのEAA・BCAA製品は、すでにバラバラの“遊離アミノ酸(フリーアミノ酸)”の状態です。
- ホエイプロテイン
→ 胃や腸で「タンパク質 → アミノ酸」に分解してから吸収される - EAA / BCAA
→ すでにアミノ酸の形なので、分解ほぼ不要でそのまま吸収される
このため、
「消化の負担」という意味では、
EAAもBCAAもどちらもかなり軽い(プロテインより軽いことが多い)
と言えます。
4-2. EAAとBCAAで理論的な差は?
- EAA:必須アミノ酸が8〜9種類
- BCAA:3種類のみ
どちらも「遊離アミノ酸」であることには変わらないので、
- アミノ酸そのものの消化のしやすさに大きな差はない
- 吸収スピードも、「EAAだから遅い/BCAAだから速い」というレベルの差は普通あまり気にしない
もし差が出るとしたら、
「EAAの方が種類も量も多くて、濃く作ると胃腸への刺激を強く感じやすい」
といった“量や濃度の問題”の方が現実的です。
4-3. 実際にお腹の調子に差が出る原因
「EAAを飲むとお腹がゆるくなるけど、BCAAは平気」
という人もいますが、その理由は多くの場合、次のような点です。
① 味・ニオイによる“気持ち悪さ”
- アミノ酸自体は苦味・酸味が強い
- EAAは種類が多い分、独特のニオイやえぐみが出やすい
- その結果、「飲んだあとムカムカする」と感じる人もいる
これは消化というより、味や香りへの反応に近いです。
② 添加物・甘味料による影響
フレーバー付き製品には、
- 人工甘味料
- 糖アルコール
- クエン酸 など
がよく使われます。
これに敏感な人は、
- お腹がゆるくなる
- ガスがたまりやすい
といった反応が出やすくなります。
同じEAAでもメーカーによって「お腹との相性」が変わるのは、この成分の違いが大きいです。
③ 濃度・飲み方・タイミング
- 粉を入れすぎて濃くしすぎる
- 一気に流し込む
- 空腹時にガブ飲みする
と、浸透圧の関係でお腹を下しやすくなる人もいます。
対策としては:
- 少し薄めに作る
- 一気飲みせず、ちびちび飲む
- 最初は少量から試す
といった工夫が有効です。
5. 結局、筋肥大にはどっちを優先すべき?
筋肉を増やしたい人向けに、サプリの優先順位をかなり現実的に並べるとこんな感じです。
- 十分なタンパク質(食事+プロテイン)
目安:体重 × 1.6〜2.2 g/日
例)体重70kgなら 110〜150g/日 - クレアチン
パワー・筋持久力アップに関するエビデンスが多く、コスパ◎ - EAA(もしくはプロテインの追加)
減量中・食事が不安定なとき・トレ前後の即効アミノ酸用(トレ中の摂取も大丈夫) - BCAA
すでに上の3つが整っていて、トレ中ドリンクを充実させたい人向け
「まずはタンパク質とトレーニング」
そのうえで、EAAやプロテインで材料を整える
BCAAは「余裕があればトレ中の快適さや気分を上げるアイテム」
くらいの位置づけで考えると、サプリ選びで迷いにくくなります。
6. 1日の食事+サプリの組み合わせ例
ここからは、実際にEAA/BCAAをどう散りばめるかのイメージが掴めるように、1日のモデルプランを紹介します。
モデル条件
- 体重:70kg
- 目的:筋肥大(バルク〜維持期)
- トレーニング:週3〜5回
- トレーニング時間:18:00〜19:00
- 目標タンパク質:110〜150g/日(体重×1.6〜2.2g)
タイムスケジュール例
7:00 朝食
- ご飯 or オートミール
- 卵2個(もしくは卵+卵白)
- 納豆 or ヨーグルト
👉 朝から20〜30gほどのタンパク質を確保。
10:00 間食①
- プロテインシェイク(ホエイ)1杯(タンパク質20〜25g)
- バナナ or おにぎり1個
👉 食事の間が空く人は、ここでプロテインでつなぐと血中アミノ酸が切れにくいです。できれば、炭水化物+タンパク質のセットで摂取する方が、身体への吸収率が上がりやすいためオススメです。
12:30 昼食
- 鶏むね肉 or 赤身肉 or 魚(100〜150g)
- ご飯 or パン
- サラダ・味噌汁など
👉 ここでも20〜30gのタンパク質をしっかり確保。
15:30 間食②(トレ2〜3時間前)
- おにぎり or バナナ
- プロテイン半杯 or 高タンパクヨーグルト
👉 トレーニングまで少し時間があるので、軽めの炭水化物+少しタンパク質でエネルギー準備。
17:30 トレ30分前
- サプリ:EAA 1回分(商品表示に従う/目安8〜10g前後)
- 食事:固形物は重くなるなら無理して食べなくてOK
👉 ここでのEAAは、トレーニング中〜直後に向けて血中アミノ酸を高めておく役割。
18:00〜19:00 トレーニング中
- 水+BCAA 1回分
または - 水+EAAをやや薄めに溶かしたもの
👉 味付きで飲みやすくしたいならBCAA、
「どうせなら必須アミノ酸全部ほしい」なら薄めのEAA。
好みと予算に合わせて選べます。
19:00 トレ直後
- ホエイプロテイン:1杯(20〜30gタンパク質)
- クレアチン:3〜5g(入れていれば)
- すぐ夕食に行けない場合は、バナナ・おにぎりなどをプラス
👉 トレ直後は最優先でプロテイン。
すでにEAAやBCAAを飲んでいるので、「ここでさらにEAAを重ねる」必要はあまりありません。
20:00〜21:00 夕食
- 肉 or 魚(100〜150g)
- ご飯 or パスタ or さつまいもなど
- 野菜・スープなど
👉 「普通のご飯」として、タンパク質+炭水化物+野菜をしっかり。
23:00 就寝前
- カッテージチーズ・ギリシャヨーグルト・卵など
- もしくはプロテインを少量(半杯〜1杯)
👉 就寝前に10〜20gほどタンパク質を足しておくと、夜間の筋分解を少し抑えやすいイメージです。
この1日の合計イメージ
- 固形の食事+プロテインで → タンパク質 120〜150g前後
- EAA/BCAAは:
- トレ30分前:EAA
- トレ中:BCAA or 薄めEAA
という形で、「トレ前後のアミノ酸濃度を高めるための+α」として使うイメージです。
7. まとめ:EAAとBCAAは“役割と優先順位”で考える
最後にポイントをギュッとまとめます。
- EAA
- 必須アミノ酸がフルセットで入ったサプリ
- 筋肉を「つくる材料」を一通り補給できる
- 筋肥大・減量中の筋肉維持に向いている
- BCAA
- ロイシン・イソロイシン・バリンの3種類だけ
- 筋分解抑制・トレ中のパフォーマンス・疲労軽減を狙うサプリ
- トレ中ドリンクとして使いやすい
- 消化のしやすさ
- どちらも“遊離アミノ酸”で、プロテインより基本的に軽い
- 「EAAだから重い/BCAAだからラク」という決定的な差はほぼない
- 味・甘味料・濃度・飲み方など製品や飲み方の違いで、お腹の反応が変わりやすい
- 優先順位のイメージ
- 食事+プロテインでタンパク質を確保
- クレアチン
- EAA(必要に応じて)
- 余裕があればBCAAでトレ中ドリンクを強化
この記事をベースに、
自分のライフスタイルや予算に合わせて、EAA・BCAAをうまく使い分けてもらえればと思います。

